「プラットフォームサービスに関する研究会」

ということで、「プラットフォームサービスに関する研究会」です。
開催要項からは、検討事項として
(1)電気通信事業者と国内外のプラットフォーム事業者における、利用者情報(通信の秘密やプライバシー情報等)の取扱状況及びそれらに対するルール
等の差異に関する事項
(2)国内外におけるプラットフォームを活用した円滑なデータ流通を促す観点から、国内トラストサービスの在り方及び海外諸国との相互運用を確保する
方策等に関する事項
(3)その他
とされています。
グーグル、アマゾン、フェースブックその他は、利用者情報(通信の秘密やプライバシー情報等)を、そのまま、一次受領者として使えるのに、電気通信事業者は、媒介者として、約款では、利用者情報を有効に利用する同意にはならないということなので、この差異について検討する
ということかとおもいます。
グーグルとISPの違いは、国内なのかどうか、という説明をする人もいますし、媒介者か、サービス提供者か、との違いか、ということもいえるので、そこら辺が整理されるのかとおもいます。興味深いとおもいます。
(2)の「国内トラストサービスの在り方及び海外諸国との相互運用を確保する方策等に関する事項」につきましては、ITリサーチ・アートでも、一生懸命、頑張らせていただきます、ということになります。
トラストサービスの動向については、要注意であるとおもいます。

関連記事

  1. 対ボットネットの法律問題の総合的考察 その4-法執行機関の積極的…
  2. 国際的な観点から、「通信の秘密」の数奇な運命と「サイバー攻撃の指…
  3. 投資詐欺広告へのイギリスの対応-インターネット媒介者の結果責任と…
  4. ドイツにおける通信の秘密についての適法性確認規定および政府による…
  5. 電気通信事業分野における競争ルール等の 包括的検証の検討体制につ…
  6. 「窃用」の採用された法文-電波法の「通信の秘密」の数奇な運命メモ…
  7. インターネット上の海賊版対策に関する検討会議(第4回資料)を読む…
  8. 「通信の秘密」外資にも適用の総務省有識者会議の報告書を読む
PAGE TOP