松尾剛行先生より「法学部生のためのキャリアエデュケーション」を頂きました。
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松尾先生は、学習院大学法学部特別客員教授に就任されたそうです。昨年度は、当社の調査とかもお手伝いいただきました。
時々、自分が、今の時代に大学生だったら、法律家としてのキャリアを選んでいたかなと思うことはあるのですが、今後、現代社会が、どのように変わり行くかというのについて、なかなかアンテナが効かなくなっている自分にとっては、にとってキャリアデザインというのは、苦手な分野になるかと思います。
内容についていえば、第6章までのキャリアデザインの部分と第7章以下の法律職パートとで、読者の興味によってインパクトが異なるかもしれないなあと思いました。
私にとって興味深かったのは、前半部分になります。
- バックキャスト思考でチャンスをつかめ
- 職務経歴書をデザインする
- コネクティング・ドット
- チャンスの女神の前髪をつかむ
とかは、私も日頃、そうだよなあ、と感じていたことが整理されて、書かれていて、強くうなずきながら読んでいました。自分の子供に読ませたい内容です。
もっとも、自分の子供は、誰か、ブログで、思いつきでいっているのには、すぐはまるくせに、このようなきちんとした本からの知識をえようとしないし、私が推薦すると逆に毛嫌いするので、どうしたら良いものかです。
キャリアデザインということは、法を専門とする人に限ったことではないと思います。個人的には、
今、20歳であったら、司法試験を受けていただろうか
というのは、私の根本的な疑問にある(結論はでていない)のですが、法律専門職の選び方というような視点ではなくて、今後の現代社会のなかでのキャリアという大きな問題をかんがえさせてくれるかなあと思います。お薦めいたします。