トラストサービスフォーラムinベルリン Day1 その2

トラストサービスフォーラムinベルリン Day1 の2は、11時45分から13時までの「「認証のための提案された規制枠組におけるトラストサービス」というパネルです。

最初は、簡単な自己紹介がなされました。

そのあと、最初は、モデレーターのSlowmir GorniakさんによるCyber Security Package 2018 の解説です。サイバーセキュリティ戦略、サイバーセキュリティインシデント報告、NISガイドライン、サイバーセキュリティ法提案を考えることができます。
サイバーセキュリティ法提案のなかで、ENISAは、欧州のサイバーセキュリティを担当する永続の機関になるとともに、第2のパートにおいては、認証過程に貢献することになります。このプロセスは、任意的に、ICTデバイスやサービスなどについての認定を統一しようというもので、考え方としてはアンブレラであって、セクター間のものです。
この点については、Day2で詳しくみていくことにします。(名称は、「ENISA(サイバーセキュリティ庁)と情報/通信技術のサイバーセキュリティ認証に関する規則」案

参加者から、認証やデバイスについて、考えを述べることになりました。

Herbertさんからは、リモート署名が、普及しつつある場になっているということにふれました。署名指令がマキシマムの標準であったものにくらべると、eIDASは、最低限の標準になっているという点が注目すべきであるといえます。

Stefanoさんからは、電子署名指令からの流れやたくさんの議論があったことが議論されました。オランダの市場が立ち上がりました。トラストサービスプロバイダもある。現在では、統一指令があり、認証商品がある、それに、eIDAS規則がある、欧州の統一されたものがある、チャレンジである。サイバーセキュリティ法については、重要なものであると考えています、ということでした。

Boryannさんからは、ドイツの電子署名法にもとづいての認証のリリースがあって、それに従事していたことが話されました。

Delosさんからは、ISO17065の仕組みに則ったeIDASの仕組みの説明がなされました。スライドは、こちらです。

eIDASの認証認定スキームは、欧州認定協力(EA)が、765/2008にもとづいて、ISO/IEC 17065、EN319 403、とeIDAS要件にもとづいてなされます。具体的には、eIDASの適合性認定機関が(Conformity Accreditation Body)、適合性評価機関によるeIDAS認証スキームによって、適格サービスプロバイダやそのサービスが提供されることになります。それが、監督機関に通知されて、トラストリストに掲載されることになるのです。
ここで、一つの問題は、適格署名生成機器(QSCD,Qualified Signature Creation Devices)です。適格トラストサービス提供者が、そのなかで、適格署名を生成するということは、一つの論点になっています。現在の者は、スマートカードのようなデバイスに適合したものになっています。新しいものは、適格トラストサービス提供者が、その手元で作成する場合を考えなければなりません。
次は、Boryannさんは、QSCDの認証について、リスト化されているようになっているという話がなされました。

そのあとは、Q&Aのセッションになりました。QSCDのスキームは、十分であるのか、とか、の質問がなされました。具体的なやりとりは、省略します。

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