西貝吉晃「サイバーセキュリティと刑法」

西貝吉晃千葉大学准教授から、「サイバーセキュリティと刑法」の献呈をいただきました。ありがとうございます。

無権限アクセスについての国際的な状況を理解して、今後のわが国における立法論、解釈論への示唆を与えてくれる本です。

特に、コンピュータ・データの機密性を保護法益に昇華すべきであるという見解は、興味深いところがあります。(私は、コンピュータシステムの機密性とするところです。)

比較法を満遍なく研究し、わが国の解釈・立法の示唆とする立論は、非常に参考になると思います。

アマゾンは、こちらです。 専門書ではありますが、不正アクセスと刑法を語る者には、必須の本であろうと思われます。お薦めします。

関連記事

  1. 北朝鮮のサイバー攻撃、国連安保理も対象に 専門家パネル報告書
  2. 対ボットネットの法律問題の総合的考察 その5-ISPの義務につい…
  3. 北條先生の「サイバー対策 法見直し必要」の続き
  4. 電波法の「秘密の保護」と「空港にドローン見逃さない」
  5. Quadrature du Nez Ⅱ判決(2024年4月30日…
  6. NATO CCDCOE 武力紛争時のプライバシーの権利とデータ保…
  7. 小西葉子先生より「現代の諜報・捜査と憲法 自由と安全の日独比較研…
  8. サイバーレジリエンス法のBSIガイダンスを読む(SBOMとCVD…
PAGE TOP