西貝吉晃「サイバーセキュリティと刑法」

西貝吉晃千葉大学准教授から、「サイバーセキュリティと刑法」の献呈をいただきました。ありがとうございます。

無権限アクセスについての国際的な状況を理解して、今後のわが国における立法論、解釈論への示唆を与えてくれる本です。

特に、コンピュータ・データの機密性を保護法益に昇華すべきであるという見解は、興味深いところがあります。(私は、コンピュータシステムの機密性とするところです。)

比較法を満遍なく研究し、わが国の解釈・立法の示唆とする立論は、非常に参考になると思います。

アマゾンは、こちらです。 専門書ではありますが、不正アクセスと刑法を語る者には、必須の本であろうと思われます。お薦めします。

関連記事

  1. 「トランプの新しいサイバー戦略で政府がサイバー兵器を使いやすくな…
  2. Not act of war
  3. 中国の協調された脆弱性開示と国家データベースへの提供
  4. NFT電子印鑑は、「信頼できる電子署名」(UNCITRAL)であ…
  5. 日米豪印戦略対話(QUAD)について
  6. 「信書の秘密」の数奇な運命、そして、「通信の秘密」-「裸の王様」…
  7. トランプ氏、TikTok・微信との取引を禁止 大統領令
  8. GCSC スタビリティ報告書 推奨事項
PAGE TOP