西貝吉晃「サイバーセキュリティと刑法」

西貝吉晃千葉大学准教授から、「サイバーセキュリティと刑法」の献呈をいただきました。ありがとうございます。

無権限アクセスについての国際的な状況を理解して、今後のわが国における立法論、解釈論への示唆を与えてくれる本です。

特に、コンピュータ・データの機密性を保護法益に昇華すべきであるという見解は、興味深いところがあります。(私は、コンピュータシステムの機密性とするところです。)

比較法を満遍なく研究し、わが国の解釈・立法の示唆とする立論は、非常に参考になると思います。

アマゾンは、こちらです。 専門書ではありますが、不正アクセスと刑法を語る者には、必須の本であろうと思われます。お薦めします。

関連記事

  1. CyConX travel report Day One Key…
  2. Cycon 2019 travel memo day2 (1)
  3. ハックのライセンス-英国サイバーフォース「実践-責任あるサイバー…
  4. 2020年以降の欧州連合のデジタル化政策の流れ
  5. 米国の「連邦組織取引における電子署名の利用」(4)
  6. 脆弱性の開示の枠組を深く勉強したい人に-ワクチンの予約システムの…
  7. 米国サイバー戦略の分析(柱2)
  8. 外為法による対内投資の規制枠組と改正のための議論
PAGE TOP