通信主権を調べていて、グローバルコモンズという言葉に引っかかったので、検索したら、日本国際問題研究所の「グローバル・コモンズ(サイバー空間、宇宙、北極海)における日米同盟の新しい課題」という報告書を見つけました。
きちんと学術的なものとして作成されているので、役に立ちます。
「グローバルコモンズ」という用語について法律的に語ると、「グローバルコモンズというのは、「国家管轄権の範囲を越えた地域」として、それぞれ人類共同の遺産と考えることができる。この具体的な例としては、月協定(1979 年)(月などの天体やその資源)/国連海洋法条約(1982 年)(深海底とその資源)がある。このように法的な意味としてとらえた場合、政治的なコメントとしては、別として、主権との関係でいえば、サイバースペースがグローバルコモンズであるということは、いえない。」ということになりそうですね。