WebARENA Suite Xで、独自SSLを導入する(上)というのを書きましたが、今回のポイントは、共用SSLで、使っていた人が、独自SSLを取得して、変更する場合ということになるかと思います。
サーバのディレクトリの中に、sslというディレクトリを作って、そこに、ワードプレスのファイルが保存されています。そして、WebARENAの仕様によると独自SSLを利用した場合、このディレクトリを読みにいくようになっています。この点は、オンラインマニュアルの
2019年8月28日以前から共用SSLまたは独自SSLをご利用のお客さまへ◆――――――
http:// と https:// ではホームページコンテンツのアップロード先が異なります。お客さまのサーバーに /ssl という名称のディレクトリが存在する場合、https://で表示させたいコンテンツは /ssl へアップロードする必要があります。
というところで、記載されています。
ところが、問題なのは、そこで、アップされているファイルでのリンクが、前の共用SSLのリンク(要は、https://itresrarchart.securesite.jp)なので、リンク切れが多発するということでした。
これは、要は、ワードプレスのお引っ越しで生じる問題と同じです。なので、ワードプレスのお引っ越しのページでお勉強です。お引っ越し用の情報としては、
とか、たくさんあります。ただし、問題は、前の共用SSL のワードプレスのサイトには、アクセスできなくなっているということです。従って、All-in-One WP MigrationやDuplicatorなどのプラグインは、使えないということです。その一方で、データを移行する必要はなく、保存されたディレクトリを変更する必要がないことになります。ワードプレスで使われているデータベース内の情報で、itresrarchart.securesite.jpという情報をitresrarchart.bizに書き換えてあげれば、簡単に解決、ということになることがわかりました。
この作業をするのにツールを使う場合には、Search Replace DBがあるようです。(利用方法については、こちらの情報があります)
が、作業の仕方がよくわからないので、結局、昔ながらの手法だったような気がしますが、phpMyAdminから、データベースのURLを書き換えることにしました。具体的には、
UPDATE wp_options SET option_value=REPLACE(option_value,”旧ドメイン”,”新ドメイン”);
UPDATE wp_posts SET post_content=REPLACE(post_content,”旧ドメイン”,”新ドメイン”);
UPDATE wp_posts SET guid=REPLACE(guid,”旧ドメイン”,”新ドメイン”);
UPDATE wp_postmeta SET meta_value=REPLACE(meta_value,”旧ドメイン”,”新ドメイン”);
をphpMyAdminのSQLに入力(入力は、上の図)して、一括、変換しました。(参照したのは、「絶対に失敗しないWordPressの移行手順!データベースからファイル一式をバックアップして移行する方法」のページ)
それでワードプレスのアドミンのサイトにアクセスすると、何事もなかったかのように通常の編集画面がたち上がりました。まあ、実際に成功してしまえば、なんということはないのですが、ツールにどこまで頼るのか、とか、httpsは、どこにアクセスしにいくのとか、今までは、どこだったっけ?とかを確認しながら、進めていかないといけないので、以外に時間がかかってしまいました、というのが正直なところです。
あとは、Adsenseとかにページが移行したことを連絡して、移転作業は、終了ということになります。