ブロックチェーンの可能性についての記事がいろいろと出てきています。
日本語でも
「仮想通貨の根幹であるブロックチェーン・テクノロジーとは」
とか
「ブロックチェーンの正体」
とかがあります。
また、英語まで広げると
「The great chain of being sure about things」
「The Blockchain Might Be The Next Disruptive Technology」
などがあります。
ただ、どの記事も、ブロックチェーンって何? というのを意識して書いていなかったりします。基礎的な要素としては、P2P、公示、プロトコルへの信頼、検証などがあると思われます。
定義として、何を入れるか、何をはずすかとか考えると、大変なので、きちんと、「ブロックチェーンとは ○○」をいうとかはできないんでしょうね。
でもって、無謀にも、「不特定または多数に対してデータを、その生成からの時系列を伴い公示するものであって、デジタル技術を用いて、その情報を検証するもの」
と定義してみることにしました。(「生成からの時系列を伴い」は、追加)
公示か、公信か
計算競争が必要か
生成されるデータの性質(それ自体、貨幣価値とプロトコルで定められているのか、他の現実社会の何か-事実、権利、観念なのか)
とかの論点があります。(ここも、ちょっと修正
情報公示される相手方との関係で、クローズドかどうか、という点は問わない
管理者の有無も問わない
ということで、広い利用を可能にするものかと思います。
「ブロックチェーン」なので、時系列的な変化とともに記録されて、それらが、技術的に、検証されるというところに特徴があるかと思います。ただ、時系列といっても、プロトコルに定められている原始取得の部分であっても、時系列を伴いに該当します。(追加)
その一方で、単なるコミニュティ内での情報流通は、排除されています。デジタル技術が必要ですね。これは、ハッシュ関数が一つの例ですが、それ以外もあるかもです。
定義は、議論の土俵を決めるという効果かしないわけでしょうが、それでもいろいろと考えていくと、特徴を表してくれるので、アルファであり、オメガであるというのは、そういうことですね。