検索市場の競争について-マイクロソフトポイント

競争分析もされずに、大きければ、叩いていいみたいな感じのプラットフォーム規制論ですが、検索市場の競争という観点から、見逃していましたマイクロソフトポイントです。

Bingを使っていて上の矢印のところをクリックすると、リワードのページがでてきます。

でもって、何と引き換えられるのかなというと、

悪くないですね。なんといっても、MSさんには、年貢というか、月貢を納めますので、それをそのまま引けるのであれば、かなり使えるだろうと。(ちゃんと寄付もしましょうね)

これをポイントサイトか、とつっこんでいる向きもあります。

でも、あなたの利用情報がお金をなるのをMSさんが素直に認めて、対価を支払ってくれているんですよ。確かにGさんに比べれば、検索サービスのクオリティについては、いいたいこともあるかもしれませんが、ならば、インセンティブをあげますというのは、きわめて素直なことです。

これを評価できないのは、自分の検索情報という無形の価値がきちんとお金に評価されるという仕組みを知らないこと、なので、自慢できないんですよ。

だから、規制にお金をかけるよりも、こういう競争状況をきちんと分析するほうが有意義なんじゃないのかなあと思っていたりします。

 

関連記事

  1. 【書評】復権を果たしたビットコインの実によくできた仕組み
  2. アップデートのお知らせ「新型コロナウイルス対プライバシー-コンタ…
  3. 2条電子署名は認印、3条電子署名は、実印-第11回 成長戦略ワー…
  4. 仮想通貨に関する追跡可能性の動向と韓国における犯罪捜査のチャレン…
  5. DAOでステーブルコインを発行する場合の「電子決済手段」に関する…
  6. 英国労働党のデジタル戦略@国王のスピーチ2024、データアクセス…
  7. UNCITRALと比較して3条Q&Aをもう一回読んでみ…
  8. 「暗号資産」の用語について (1)
PAGE TOP