検索市場の競争について-マイクロソフトポイント

競争分析もされずに、大きければ、叩いていいみたいな感じのプラットフォーム規制論ですが、検索市場の競争という観点から、見逃していましたマイクロソフトポイントです。

Bingを使っていて上の矢印のところをクリックすると、リワードのページがでてきます。

でもって、何と引き換えられるのかなというと、

悪くないですね。なんといっても、MSさんには、年貢というか、月貢を納めますので、それをそのまま引けるのであれば、かなり使えるだろうと。(ちゃんと寄付もしましょうね)

これをポイントサイトか、とつっこんでいる向きもあります。

でも、あなたの利用情報がお金をなるのをMSさんが素直に認めて、対価を支払ってくれているんですよ。確かにGさんに比べれば、検索サービスのクオリティについては、いいたいこともあるかもしれませんが、ならば、インセンティブをあげますというのは、きわめて素直なことです。

これを評価できないのは、自分の検索情報という無形の価値がきちんとお金に評価されるという仕組みを知らないこと、なので、自慢できないんですよ。

だから、規制にお金をかけるよりも、こういう競争状況をきちんと分析するほうが有意義なんじゃないのかなあと思っていたりします。

 

関連記事

  1. クラウド契約の法的リスク記事について
  2. プライバシの値段
  3. 「個人データの取引」が「公正かつ自由」であること-G7 データ保…
  4. 脅威情報共有のプラットフォーム(3)-MISPとGDPR
  5. 立会人型の電子契約サービスの位置づけについての「書面規制、押印、…
  6. 「住民票LINE交付巡り、技術提供会社が国を提訴」の記事
  7. Hiroshi Miyashita “General…
  8. 電子署名に関して「第10回 成長戦略ワーキング・グループ 議事概…
PAGE TOP