実際のチャットボットを作るためには、フルにコードを書くのは、厳しいので、できる限り、簡単なツールでもって作成しましょうということにしました。
でもって、いろいろな記事を参照しました。最初に参照したのは、「会話もできる!高性能チャットボットが作れるサービスまとめ」でしょうか。
まずは、チャットボットを作成して、公開するということだけを目標にしたので、ツールが一番揃っているFacebookメッセンジャー用のツールをさぐっていくことにしました。(高尚な人工知能の可能性を探るとか、いろいろなプラットフォームで公開とか、そういうのは、一切なし)
国内用のツールとしてhachidoriがあって、アカウントを取得し、とりあえず、動く、ボットを作るのは、作りましたが、ドキュメントがなさすぎて、どのように作れば、いいかが全くわからなかったので、1日で放棄しました。
次は、wit.aiです。
Quick startでお勉強して、作成開始。
作成の画面は、こんな感じです。
しかしながら、Quick startでみると、抽象的な質問の意図を、システムに理解させるための手法の設定がメインで書かれています。意図とエンティティを入力して、正確にユーザの発言をとらえるようにということのようです。
これは、これで、ユーザの意図を覚えさせるのに、いろいろな技術を使っていますし、世間的には、AIを利用しているといわれていますね。
でも、実際には、離婚相談か、相続相談か、交通事故かは、システム側から提示させて、選ばせた方が、はるかに便利だよねということで、却下することにしました。目標は、法律問題を抱えている人に法的解決の可能性を提示することなので、そのために、人工知能をうまく使っていますなんてのは、提供側の理屈にすぎませんからね。
次は、watsonでしょうということで、IBM Bluemixにサインアップ。豊富なツールと、お勉強の資料に圧倒されます。
スタートは、こちらです。
でもって、watsonにおけるボットツールconversationは、こんな感じです。
ダイアログ形式で作っていきます。
でもって、ダイアログは、作りやすいです。
しかも、それぞれの意図とエンティティを入力して、賢くできます。
分かりやすく、作り易そうです。
すばらしいのが、資料が本当に完備していること。インテントやエンティティの概念がきちんと整理されているビデオは、感動。
ただ、なんといっても、法律相談の際には、利用者には、はい、いいえで答えさせる場合がかなり多いので、この仕組みも、最適とはいえないような気がして、数枚作った段階で、他のツールを探すことにしました。
さらにツール探しの旅は続きます。