6月以降は、ラトビア・エストニア訪問やら、ネット中立性のエントリをまとめたりして、なかなか、チャットボット関係をいじることができなかったのですが、ネット中立性の分析も一段落したので、チャットボットに戻りましょう。
戻るといっても、実際は、5月にいろいろといじっていたものですが、今回は、repl-aiで、LINEチャットボットを構築した経験をメモしていきましょう。
Messengerチャットボットは、Chatfuelというツールで作りました。前にもふれましたが、ボタン式で、どんどん進めていける点、プログラミングをしないで済むというので、本当に、便利なツールでした。
ただ、なんといっても、チャットボットといえば、LINEでしょう。国内アクティブユーザー数が、7000万人以上(?)というほとんどプラットフォーム・アプリになります(独禁法上は、どういう市場画定するんだろ?とか考えているのはさておき)。ところが、Chatfuelは、LINEに対応していません。
プログラミングでもって、Messaging APIでもって、組んでいくのであれば、それはそれでいいのですが、実際にやりたいのは、法律相談を、ダイアログ式の応対に組み込むことなので、どう考えても、単純な仕組みの繰り返しが増えるのは、目に見えているので、ツールを使わざるを得ません。
ちなみに、「LINE BOTを作ろう! Messaging APIを使ったチャットボットの基礎と利用例 」という本を購入して、いろいろと遊ばせていただきました。ちゃんとHerokuも使ったし、ライン公式アカウントを作成して、いろいろとやりとりをできるレベルまでには、持っていきました。
おすすめの本かと思います。
その前に、LINEのアカウントを作成して、APIを利用するのを登録して、設定を行わないといけません。このあたりの設定については、「わずか5分。新LINE Messaging APIでbotを作ってみた手順全公開」と上の本を参照しながら、作成していきました。
ツールの選択が、一番の課題になります。で、具体的に、「チャットボット作成ツールまとめ(国内海外)」などをみながら、LINE対応しているツールを洗い出してみました。
国内だと、repl-ai、hachidori 国外だと reply-ai、smoochくらいしかないようです。
その一方で、
Chatfuel
Botsify
Microsoft Bot Framework
motion.ai
chatbots.io
wit.ai(FBの子会社でしたよね)
gupshup
converse
meya.ai
は、LINEへのエクスポートができません。
Messengerチャットボットを作ったときに、チャットボット(というか、ダイアログの仕組み)については、非常な可能性を感じたのですが、もっとも重要なのは、開発のためのいいツールがあることことと感じました。その意味では、LINEは、位置づけとしては、微妙なのではないのと感じたりする結果ですね。
さて、具体的なツールの評価になります。
hachidoriについては、ドキュメント不足ですので、パスということは前に書きました。
reply-aiですが、
英語サイトでもって、アカウントの作り方を探したのですが、見つかりません。ボットで、アカウントを作りたいけどというと、個人では、アカウントを作るのには、対応していませんと回答してきたので、これまたパスすることにしました。
smoochは、まだ試していません。ということで、日本におけるチャットボット導入ツールの代表的な存在?であるrepl.aiを試してみることにしましょう。詳しくは、次のエントリで。