著作権に基づくブロッキングに関する総務省報告書(株式会社ITリサーチ・アート委託調査)

総務省から「諸外国におけるインターネット上の権利侵害情報対策に関する調査研究の請負」報告書が公開されました。
報告書本体は、こちらです。株式会社IT リサーチ・アートのご挨拶は、こちらです
報告書自体は、
第1章 いわゆる「忘れられる権利」についての報告部分と
第2章 主要な国および地域におけるISPによる権利侵害情報対策の状況
にわけられます。
第1章部分もきわめて重要な報告書ではありますが報告書完成以降、最高裁判決等、状況がかなり変わってきているということがいえるかと思います。
第2章は、名誉毀損情報/プライバシー侵害情報に対する対応についての分析をも含みますが、著作権侵害情報に対する対応についても、詳細な検討がなされています。
海賊版問題に対するタスクフォースでも、EU、英国、フランス、ドイツ、イタリアの判決例について詳細な紹介は、現時点においては、いまだなされていないので、有意義な情報になるかと考えます。
私(高橋)としても、会社の作品が、わが国の立法の議論にお役にたてるとこれほどうれしいことはないです。
 
 

関連記事

  1. 「トランプ大統領 ソーシャルメディア対象の大統領令に署名」と公表…
  2. 通信の秘密と「トロイの楯」作戦の法的枠組-保存通信データの捜査令…
  3. 対ボットネットの法律問題の総合的考察 その2
  4. インターネット上の海賊版対策に関する検討会議(第4回資料)を読む…
  5. 国際的な観点から、「通信の秘密」の数奇な運命と「サイバー攻撃の指…
  6. デジタル法務の実務Q&A 宣伝用ちらしです
  7. 「電気通信事業におけるサイバー攻撃への適正な対処の在り方に関する…
  8. 「電気通信事業におけるサイバー攻撃への適正な対処の在り方に関する…
PAGE TOP