情報処理 2017年11号「IoT時代のセーフティとセキュリティ」

タイトル通りですが、情報処理 2017年11号は、特集が「IoT時代のセーフティとセキュリティ」になります。

この問題については、私は、「IoT の脆弱性と安全基準との法的な関係」という論文を記していた(InfoCOM Review 第69号(2017年7月31日発行) )こともあり、興味深く読ませていただきました。

それらしき記述はありますが、「セーフティとは○○である」これに対して「セキュリティは、××である」という定義に該当する記載がないので、締まりが悪く感じてしまいます。また、保安基準、安全基準とセキュリティの関係についての議論もありません。

情報処理学会だからといって、社会的なアプローチが軽視されているのではないでしょうか、というちょっとした感想をもってしまいました。

関連記事

  1. 米国サイバー戦略の分析(柱4)
  2. 組織が発行するデータの信頼性を確保する制度に関する検討会取りまと…
  3. 米国の営業秘密保護-字幕付きFBI -The Company M…
  4. 「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」6回議事録
  5. ロシアの攻撃的サイバー作戦における情報の役割-サイバー軍、情報工…
  6. 米国で「サイバー犯罪のより良い数値基準法」(Better Cyb…
  7. 新たなサイバーセイキュリティ戦略と法-「サイバー攻撃「国家のリス…
  8. フランス警察のボットネット乗取り作戦
PAGE TOP