タイトル通りですが、情報処理 2017年11号は、特集が「IoT時代のセーフティとセキュリティ」になります。
この問題については、私は、「IoT の脆弱性と安全基準との法的な関係」という論文を記していた(InfoCOM Review 第69号(2017年7月31日発行) )こともあり、興味深く読ませていただきました。
それらしき記述はありますが、「セーフティとは○○である」これに対して「セキュリティは、××である」という定義に該当する記載がないので、締まりが悪く感じてしまいます。また、保安基準、安全基準とセキュリティの関係についての議論もありません。
情報処理学会だからといって、社会的なアプローチが軽視されているのではないでしょうか、というちょっとした感想をもってしまいました。