「宇宙×( バイ) ICTに関する懇談会 報告書 ~ ICTが巻き起こす宇宙産業ビッグバン ~」が公表されています。
内容は、
1 宇宙新ビジネス時代の到来
2 世界規模で展開する宇宙分野のICT活用競争
3 新たな価値を創造する宇宙× ICT の重点4分野 とこれらを支える基盤技術 ~重点4分野 のビジネス の実現イメージと課題 ~
ここで、重点4分野というのは、
「宇宙 データ利活用ビジネス 」「ブロードバンド衛星通信ビジネス」、 「ワイヤレス宇宙資源探査ビジネス」 及び 「宇宙 環境情報ビジネス」の4分野
だそうです。
興味深いのは、セキュリティ部門についてのコメントになるかとおもいます。同報告書の45ページ以降で、標的サーバのデータを衛星回線経由で抜き取ったりとか、リモートセンシング衛星の制御を乗っ取ったり、衛星軌道を変更させたりが報告されています。
(ちなみにこの前のパトリックのCODEBLUEの講演だと、原子時計の一斉の故障?というのもありますね)
とかいっていたりすると、次は、光時計なんですね(55ページ)。
あとは、
4 近未来社会
5 綜合推進戦略
6 着実な推進に向けて
となります。
ここで、面白いのが、「4次元サイバーシティ」ですね。
物理的に 3次元空間を把握するものを活用し、AI 解析で時間的変化の自動抽出を行うことにより、空間 の3次元に時間差分を加味した “4次元サイバーシティ ”を構築するというプロジェクトですね。
時間軸が加わるので、4次元というのは、まさにそのとおりです。
もっとも、そこで唱えられている具体的なアプリケーションは、桜開花予測、おいしい空気とかも入ってくるので、わざわざ4次元といわなくてもという感じにはなります。この概念図を張っておきましょう(70ページより)。
本当は、アウタースペースでなくても、空飛ぶ車に時間差分を合体させるとかができるので、そっちのほうが本当にぶっ飛んでいて面白そうという気がします。
なには、ともあれ、Win95から、20数年 すこし倦怠義務だった、現代社会ですが、AIと宇宙技術で、四次元へと進化するのかもしれません。おもしろそうなアプローチです。