「電子署名法の数奇な運命」出版されました。

「電子署名法の数奇な運命」が、アマゾン・キンドル出版から公刊なされました。

リンクは、こちら

あと、目次は、こちらです。

本書は、電子署名法の立法にあたって参照された海外の法制、国会における議論、当時の法的論文、さらに、その後の世界の動向などの基礎的調査から、我が国の電子署名法における基本的な概念について、再度、解釈論を整理しようというものです。さらに、契約に関するリスク分析のための判断要素などについても詳細に検討した上で、スマートコントラクトと電子署名法の関係についても考察しています。あと、政府の一連の議論の整理、電子署名概念の整理もはいっています。

法律専門家向けではあります(基本的には、法律論文のお作法に則っています)が、IT関係のアイデンティティまわりの人々、トラストサービス業界の人たちにも講読いただけるといいかと思います。というのは、アイデンティティと利用者の真偽という法効果から考えるITの考え方と主体(作成名義人-エンティティ)から考える法律の考え方のギャップについて、焦点が当たるようにしているつもりです。

よろしくお願いします。

関連記事

  1. 「デジタル資産の責任ある発展のための総合的枠組」に示された9つの…
  2. 初体験/アラゴン・ハイ-DAOの法律問題-ワイオミングDAO法翻…
  3. eIDAS規則における保証レベルやモバイルeIDプロセス-ENI…
  4. アシュアランスレベルと法律との関わり-eKYCとIAL/AAL、…
  5. FTCの「商業的監視とデータセキュリティのルールメーキング提案事…
  6. 第3回 デジタルガバメント ワーキング・グループ 議事次第 (…
  7. オンラインサービスおける身元確認手法の整理に関する検討報告書
  8. 金融業界における書面・押印・対面手続の見直しに向けた検討会(第1…
PAGE TOP